和型・現代和型墓石
和型墓石は最も標準的な墓石の形で、仏舎利塔を原型に江戸時代にできたといわれ、土台を2段に重ね、その上に棹(竿)石と呼ばれる縦長の石がのっています。
石は上から「天(家庭円満)」「人(人望)」「地(財産維持)」を表しています。 棹(竿)石には「◯◯家之墓」「○○家累代之墓」などと刻まれます。和型の美しさを際立たせるため細部に加工を施すことがよくあります。
和型というと、灰色や白と決まっていて、暗い雰囲気があったということですが、今は洗練された格式高い雰囲気のある現代風和型墓石も人気が高く、多くの方が建てています。和型でも茶系やダークグレーや黒など、様々な色の墓石を使用する方もいらっしゃいます。
洋型・デザイン墓石
洋型墓石は、和型墓石と比べ幅が広く、高さは低く作られるため、安定感があり、明るい雰囲気を感じるのが特徴です。最近では、寺院でも洋型の墓石を見かけることがあります。
やはり民営の霊園で建てる方が多く、和型と比較して墓石に刻まれる文字の自由度も高く、好きな言葉を刻んだり、工夫される方も多いです。
洋型墓石は和型墓石と並んでたいへんな人気を集めており、新たに造られる墓石の三割から四割がこの型だともいわれています。
デザイン墓石とは、故人の生前の趣味や思い出をお墓の形にしたものや自由な発想でデザインされた墓石です。
デザイン墓石の本場である欧米やヨーロッパの墓地、墓所では数多く目にします。造形、彫刻など意匠されたデザイン墓石はひとつひとつがアートであり、まさに比類なき物であります。
カーサ メモリア